ATK-SEは、半経験的手法と非平衡グリーン関数(NEGF; Non-Equilibrium Green’s Function)法に基づいて大規模なナノスケールデバイスの電気伝導計算を行うためのツールです。
ATK-SEでは、密度汎関数法に基づくATK-DFTよりも高速に電気伝導計算を実行できます。また、シリコンをはじめとした様々な物質に対して高精度なバンド構造計算が実現されるような半経験的パラメータが標準で用意されています。これより、総原子数が1,000原子を超えるような大規模な系のデバイスモデリングを実現することができます。また、ATK-DFTと同様、分子系やバルク系の計算も実行できます。
系の総原子数が1,000原子を超えるような大規模2プローブ系に対して電気伝導計算を実行することができます。

図1:Au-Si-Au接合(系の総原子数:1230)

図2:カーボンナノチューブデバイス(系の総原子数:1760)
ATK-SEはPythonベーススクリプト言語であるNanoLanguageを入力形式として使用します。
ATK-SEによって得られた計算結果や入力構造の情報は、NetCDFファイルに格納されます。NetCDFファイルに格納された情報は、NanoLanguageやVNLのGUI機能を用いて簡単に抽出することができます。
References
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